日本人が中国国内でインフルエンサーを目指すブログ(ウェイボー攻略中)

元中国駐在員が誰も知らない中国SNS事情に関して、実際にアカウントを運営しながら解明していきます。その他中国語学習や時事ネタ等も扱います。中国留学時代には1日10時間中国語を勉強。現在も中国関連ビジネスに携わっています。発信する内容は基本的に私自身が体験した1次情報が中心です。評論・分析系の記事は苦手です。

HSK6級(中国語試験)の成績~HSKは勉強する価値有り~

ずーっと前(2年前くらい)にHSK6級(中国語試験)受けたので成績を公開します。また、私自身HSK6級は中国語学習の中で、勉強する価値有りだと考えています。

HSKと中国語力との関係性については①HSKの点数は必ずしも語学力(特に会話)を表現するものではなく、1つの目安にしかならない。一方で、②HSK勉強の過程で中国語の基礎力が伸びる。また、③HSK6級の問題を見て易しいなと思えるくらいが中国語ビジネスレベルへの入り口、と考えています。

※ちなみにHSKは6級が最高位で、その下にHSK5,HSK4と続いていきます。

HSK6級の成績

ではまず私の点数から!300点満点中251点です。得点率84%です。HSK6級は2回目の受験でした。

1回目の受験は語学留学中の時に、HSK対策をかなりして臨みました。確か勉強開始から7か月目くらいで、得点率は70%程度でした。

2回目の受験は、語学留学を終えて仕事等で使用するようになった後、特に事前対策等をせずに受けています。やはり、実践の場で磨かれたのだなと実感しました。

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HSK6級の点数と中国語力

TOEIC等と一緒で、この試験のためだけに準備をして高得点を取る人と、普段から中国語を使っていてさらっと受けてこの点数を取る人とでは実力が大きく違います。

私より点数が低くても、ビジネス等の現場でははるかに使える中国語を話す方もいますし、私より点数が高くても、あまり実用的な中国語を使えない方もいます。

特に得点率80%前後以降のスコアでは、点数と実践的な中国語力の相関性は薄れる気がします。点数よりも現場でどれだけ実用的な表現に慣れ親しんでいるかが重要になります。

HSKの勉強は中国語力の基礎固めに適している。

受験テクニックを使い、高得点を追求すること自体にあまり意味はありませんが、HSK6級の勉強を通じて、リスニング力と語彙力を大きく伸ばすことができます。HSK6級はその下のレベルであるHSK5級から、語彙のレベルがぐんとアップします。話題も自然科学系から人文科学系まで広範です。

最初は勉強していて苦痛ですが、何度も過去問に挑戦する間に語彙が身に付き、リスニング力が上がります。幅広い話題が題材となっているので、HSK6級を勉強し終わった後は、それぞれの専門分野の勉強にスムーズに移行できます。(私の場合は、貿易等の業界用語の習得でした。)

私が通っていた語学学校でも、苦労して1-2か月HSK6級の準備をして、受験が終わった後には1段壁を乗り越えたように語学が上達するという方が多かったです。

HSK6級レベルが易しいなと感じて初めて中国語ビジネスレベル入門

ビジネスで中国語を使うようになった今、改めてHSK6級の文章やリスニングをするとかなり容易に内容を理解することができます。一方、ビジネスの現場では依然として語学の観点からの困難を感じる場面も多いです。

中国語をビジネスレベルまで伸ばそうと考えている人にとって、HSK6級の問題は良い試金石になっていると思います。HSK6級に歯が立たないようであれば、まずは中国語全般の基礎固めが必要なのだと思います。

HSK6級は中国語の基礎固めとビジネスレベルへの入門という観点から、受験する価値があると思っています。