日本人が中国国内でインフルエンサーを目指すブログ(ウェイボー攻略中)

元中国駐在員が誰も知らない中国SNS事情に関して、実際にアカウントを運営しながら解明していきます。その他中国語学習や時事ネタ等も扱います。中国留学時代には1日10時間中国語を勉強。現在も中国関連ビジネスに携わっています。発信する内容は基本的に私自身が体験した1次情報が中心です。評論・分析系の記事は苦手です。

中国語学習はどこから始めるべきか?

たまに中国語学習を開始しようとする人から、どこからどのように学習を開始すればいいかとアドバイス求められますので、下記しておきます。結論は非常にシンプルで、学習初期から、ネイティブの先生について発音・声調を学びましょうということです。理由は簡単で①発音の習得が極めて難しく、それが間違っていると伝わらない②発音は独学が難しい、ということです。

ネイティブの先生について発音・声調を徹底的にやるべき(独学は難しい)

見出しの通りですがこれに尽きます。中国人の先生について音を一つ一つ体得して下さい。近道はありません。

発音の習得は、日本語用に調整され続けてきた楽器を、中国語仕様に調整しなおすような作業です。だからこそ時間がかかりますし、一人で楽器を奏でていてもその音が合っているのかわかりません。ネイティブの先生に逐一直してもらう必要があります。

私も留学当初の1-2か月目は全8時間のレッスン時間中1-2時間を発音の習得だけに充てていました。そして、留学の後期でも1時間のレッスンの最初の10分を使って発音の練習を重ねました。

発音の習得とは口のトレーニングであると共に耳のトレーニングでもあります。

発音習得の過程で、そもそも日本語には無い音が存在しているんだなという事を体得しする必要があります。例えば日本語にはRとLの違いはないので、聞いても聞き分けられませんし、それを発声することもできません。発音を学んだあとは、この事が実感を持ってわかるようになります。

中国人は発音・声調に厳しい

中国人はネイティブ中国語スピーカーとの会話にしか慣れていないので発音が違うと全く理解してくれません。発音への厳しさは英語の比にはならないという実感を持っています。英語はビジネス世界では共通言語であり、ネイティブの方が非ネイティブと接する機会も多く発音が違っていてもネイティブの方が察してくれます。

逆に中国語の文法規則は英語に比較すると厳しくない(柔軟性が高い)ため、発音さえしっかりやれば、会話の最初くらいなら中国人だと思わせることもできます。

発音・声調を軽視していると。。。

私の周囲には多くの日本人留学生がいました。発音を軽視している方は、文法知識や語彙がついてきて、自分では話しているつもりなのに、発音・声調が合わずに、相手に全く伝わらないという悲劇が起こっていました。

学習がある程度進んでくると、一度ついてしまった発音の癖を矯正するのはむずかしく、学習者自身も基本の基本に立ち戻って学びなおすというモチベーションがわきにくいです。

私は中国留学前に、発音の重要さを先輩から聞いていたため、発音に一番力を入れることとしました。いま振り返っても、発音の体得を独学でやるのは不可能だなと思います。なので、中国語をこれから始めるという方には、ネイティブの先生について発音から学ぶということを強く勧めています。